Free

I wish I were a bird.
鳥のように、あんなふうに自由に空を飛べたらなぁ・・・
大空を悠々と舞う鳥たちを見るたびに、いつもそう思います。
昔の人も同じように、空を飛ぶ鳥の姿に「自由」というものを見ていたのかな?
英語でも日本語でも、私は「自由」という言葉がすきです。
何かに煮詰まったとき、縛られていると感じたとき
「でも、私は自由なんだ、自由でいいんだ」と意識した瞬間
まるで思考に風穴が通り、そこから気持ちのよい風が吹き抜けていくようで、気持ちがすぅっと楽になります。
生きていると何かしら、自分は不自由だと感じることもあるけれど
ほんとうは自由なんだ、と知ることで救われた気分になります。
でも、自由って、どういうことなんだろう?
例えば哲学や宗教的な考え方では、個人は皆生まれた時から自由が与えられていて当然だということが言われているし、私もそう思います。
でも現実は、生まれ落ちた環境によっては、とてもじゃないけれどそんなことを考えられないという人々も世界中に大勢いることも事実です。
それに、「現状からの逃避」や「束縛からの解放」だけが自由ということではないし、弱者を押しのけて好き勝手に搾取することでもありません。
自由の定義を考え出すとちょっとした論議になってしまいそうですが
もっと気楽にシンプルに考えてみると、「自由」って皆、自分らしくいられているときにそう感じるんじゃないかな、と思います。
そして、ルールや責任が全くない状態が自由なのではなくて
そういうものがあってこそ、人は自分は自由で幸せだと感じられる瞬間を持つことができるのではないでしょうか。
ルールや責任など何もない世界では、
自由という言葉すら存在しないのかもしれません。
大げさに考えなくても、日常の中にも自由を感じられる瞬間というのは
きらきらと、ほっこりと
ほんとうに、そこら中にたくさん転がっているものだと思います!

そういえば、私の好きな曲の中に、Deniece Williams の 'Free' があります。
70年代のメロウなリズムの中に、'Free, Free, Free・・・' と、どこまでも天高く昇っていってしまいそうな、軽やかなウィスパーヴォイス。
'Free' という言葉が持つ澄んだバイブレーションを素敵に表現しているなぁと思います。
彼女は 'Song bird' と呼ばれていたそうで、それを聞いたときに
'Free' を歌うのになんてピッタリな名前なんだろう!と思ったことを覚えています。
自由、と聞いたときに大空を飛ぶ鳥の姿を思い浮かべるのは
きっと私だけではないですよね?
ところで、気づいてくれている人はいるかどうかわからないのですが、このブログ、毎回ABCDE・・・とアルファベット順にタイトルを付けているのです。
最初からこうしようと思っていたわけではなくて、初回にAmericaと付けて、その次に何にしよう・・・と思っていたところ、ふとアルファベットでテーマを決めていこうかな、ということを思いつきました。
とりあえずはZまでひととおり、毎日の生活の中から思うことを書いていけたらいいな、と思っています。
