Le petit feu dans la neige


Happy New Year 2013!!

この年越しは、大晦日は友人たちとワイワイと過ごし、お正月は静かに
自宅で迎えました。
年末年始とても冷え込んだボストンの元旦は、雪景色のいいお天気。
さっそく近所のお気に入りの場所で真っ白な雪の上に寝転がったり、
カチカチに凍った池の上を歩いたり・・・

2年前はテキサスはエル・パソの山の中、そして去年は日本で家族と
一緒にお正月を過ごしましたが、こうして特別なことも何もなく、
静かに新しい年を迎えるのもまた良いものだなぁ〜と思いました。


連日零下の気温でしたが、不思議とこういう良い日は寒さが苦ではなく
なんだか童心に返ったように心がワクワクとしてしまいます。
まぶしい太陽の光、真っ白な雪、凍てつく氷、空の青・・・すべてが
お互いを引き立て合って、その美しさを何倍にも膨らませているような
気がしました。

考えてみれば元々自然界には暦などなくて、クリスマスだって年の
変わり目だって、それは人間が決めたこと。
けれどこんな美しい日に元旦を迎えると、なんだかこの日がより特別に
思えてしまうのは・・・これも人間の心の成せる技ですね。

この場所で出会う人は皆いい人で、すれ違い様ににこやかに新年の
挨拶を交わすのも気持ちがいい。
散歩に連れてきてもらった犬たちも、雪の上を駆け回ってとても嬉し
そうにはしゃいでいました。
週末になると、凍った池の上でスケートどころかアイスホッケーの
練習をしている人たちも!
さすがボストンっ子、寒さの中で楽しむことが上手です。

昔飼っていた愛犬にそっくり
んなふう振り返ってじっと見つめられると連れて帰りたくなってしまう

それにしても、凍てついた氷は、白を通り越して青くて不思議・・・
空の青が反映しているのか、それとも温度がある程度下がるとこんな
風に青くなるのでしょうか・・・どちらにしても、とても幻想的。



清々しい気分で家に帰ると、ふと窓の外の木の枝になにか赤いものを
発見・・・ホリデーシーズンのデコレーションかな?などと思いながら
よーく見てみると、それはカーディナルと呼ばれる、鮮やかな赤色を
した小鳥でした。
夏頃にはよく見かけていたのですが、久しぶりに、しかもこんな寒い
季節にまた現れるなんて!
新年のLuckのように感じて、なんだかちょっと嬉しくなりました。

 まるで真っ赤な絵の具をぽつんと落としたように、本当に綺麗な赤。
よく見ると上の方にはリスもいて、今にもこの小鳥にちょっかいを出そうとしています

この静かな新年の始まりに、私の中にふわっと沸き上がってきたのは
「こころ」という言葉でした。
  
人間も、草木も小さな動物たちも、全てが幸せに暮らせる世界で
ありますように

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