Time for coffee, the mug and me


ふと気がつくと、家の中の色々な場所に、飲みかけのマグカップが
置きっぱなし・・・

飲みのもが大好きな私は、いつも傍らにカップやグラスを置いて
生活しているみたいです。


日本にいた頃の私は、長い間コーヒー党で、
朝は必ずミルクをたっぷりいれたカフェオレから始まって
仕事中も一日に2回はコーヒーを煎れてほっと一息。
大学生の頃はよくカフェに入ってはコーヒー片手に読書したり、
時にはぼーっと街行く人を眺めたり。

今考えてみると、コーヒーそのものというより、コーヒーと共にある
その時間や空気感が好きだったのかなぁと思います。


最近ではコーヒーよりもお茶を飲むようになってきていて、
毎日の中で、緑茶にほうじ茶、そば茶などの日本茶や、様々な種類の
ハーブティーをその時の気分で楽しむことが多くなりましたが、
それでも朝だけは、お気に入りの大きなマグで飲む、ミルクたっぷりの
カフェオレ。
なぜだか、これだけは変わりません。

私は昔からマグカップがとても好きだったのですが、
だからといって色々と集めるのではなく、自分に馴染んだお気に入りの
ものをひとつ、何の気もなしに毎日使うというような感じで、でも
ふとした拍子にそれに目が留まって、「いいなぁ〜」と思えるような。

なので、陶芸を始めてから一番始めに作りたいなと思ったのは
やっぱりマグカップで、いくつか作っては使っているうちに、
自分がどんなものが好きなのか、どんなものが使いやすいのかが
だんだんとわかってきました。

それはやっぱり、佇まいが素朴で、手に取るとしっくりと馴染んで、
ほどよい大きさと重みと丸みがあって・・・

冬の間は特に、そういったホッとするマグカップに温かい飲みもの、
というシチュエーションには、心がとっても落ち着きます。


これから夏に向けては、冷たい飲みものを飲むためのタンブラーや
ゴブレットを作ろうかなぁと、今なんとなく考え中。

木々の覆い茂る窓辺で、風の匂いや心地よい音楽とともに
アイスティーやスパークリング・ウォーターを飲めるような・・・

飲みものと、カップとの関係。それと共にある時間。
そんなところから生まれる何かが、あるんだろうなと思います。

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