It's time to bloom


待ちに待った春が、やっとボストンにもやってきました。

随分と暖かいなぁと思う日もあれば、すぐにまた寒くなったり、
時折お天気も不安定になったりもするのですが、ひと雨ごとに
春らしさがぐんと増していっているのがわかります。

今週はやっと私の大好きなマグノリアの花があちこちで満開になり
それに続いて桜や梨の花もだんだんと開き始めました。
これから初夏にかけて一気に植物たちが芽吹いていくのだろうなぁと
去年のことを振り返りながら思います。

春にまどろむ。

冬から春へと向かっていく時期は何だかとても眠くて、日中でも
大あくび。
猫たちも最近はずぅっと眠っています。

この時期は体調もすこし不安定になったりするのですが、これも体が
季節の変化に合わせて調整している証拠です。
症状に合わせて、ハーブやホメオパシーなどナチュラル・レメディーで
体調、心ともにケアをしながら春を迎えるのがここ数年のルーティンに
なっています。

Springの語源は、「湧き出る」なのだそうですが、
日本語の春の語源は何だろうと思って調べてみると、芽が「張る」とか
お天気が「晴る」とか 、なるほどそんな意味なのだそうです。
なんだかシンプルでいいな。

様々な命が芽吹き、ムクムクと湧き起こる春。
それと一緒に体の中からもモゾモゾと不要なものが吹き出してきたり
するんだな・・・そう思うと、人間もちゃんと自然界のリズムの中で
生きているんだなぁと、何かほっとします。

冬から春へと、確実に変化していく光。


最近は週末になると、郊外の小さな街や海辺へとドライブに出かけます。

バイクで街から街へとツーリングする人々、友達と街へと繰り出し
コーヒー片手にストリートミュージシャンの奏でる音楽に耳を澄ます
人々、うららかな海辺で家族や愛犬とのんびり過ごす人々。

そんな姿を見ていると、あぁ〜春なんだな!とますます嬉しく、
すこし前までの極寒の日々がまるで嘘のように思えてきます。

春、夏、秋、冬・・・そしてまた、春。
そんな当たり前のような季節の巡りに、改めてじっくりと思いを
巡らせてみるとき、何か大きな生命のエネルギーのようなものが
この世界を動かしているんだな、ということを感じずにはいられません。

 
ふらりと立ち寄った街のスターバックスで。

 
ここでも光の落ちる場所を追う。
 
 教会のトンガリ頭と、白い下弦の月。
ここは歴史のある古い街。

先週はイースター(復活祭)のお祝いがあり、久しぶりにメイン州の
友人宅にお邪魔してきました。
イースターが来ると、暦の上でも春。
この冬はアイス・ストームの被害が凄まじかったメインにも、春は
確実に訪れていました。


さてと、春が来たことだし、そろそろ私も旅支度を始めます。 

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